紙の食器やカトラリー、紙ストロー、ランチョンマット等に塗布して脱プラを図れるだけでなく、紙を使ったインテリアや芸術作品や紙細工の形状と強度保持にも威力を発揮します。ボール紙や段ボールを使った産業用ツールにも有効です。
依頼元(設計者):藤貴彰、稲毛洋也、Kang De Yuan/株式会社三菱地所設計
【お客様の声】
2023 年ヴェネツィア建築ビエンナーレ関連企画展「Time Space Existence」において、廃棄パスタ・コーヒー・紙管・コルクといった廃棄物を建材として用いた茶室を設計した。コルク以外の材料は非常に水に弱い為、シリカジェンには、天然成分の防水を施して頂き、撥水性と対候性向上を図っている。SDGsに寄与し、建築素材の新しい未来をつくるため、屋外でどのくらい耐候性を維持できるか展示を兼ねた曝露試験を実施中である。この結果をもとに食品廃棄物を建築素材として実用に足るものへと昇華していくことを考えている。